理学療法士、そして理学療法士がサービスを提供する対象者が、さらに社会全体が、2020年・2025年の節目に是非このような姿であってほしいとの願いから、テーマを「生き生きと、活き活きと、粋々と」とし、サブテーマを「-2020年、2025年への展望-」としました。
本学会開催の2016年はリオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックの開催年であり、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けフラッグが引き継がれた後の開催日程となっております。実際にオリンピックに携わった理学療法士を招へいし、2020年に我々理学療法士とアスリートが共に「生き生きと、活き活きと、粋々と」活躍するために、関東甲信越ブロックに所属する理学療法士が何をなすべきなのか、その準備に向けたきっかけ作りの場の一つとなることを期待しています。さらに広く一般市民の方々と共に、障がい者スポーツへの関心を共有できるよう、一般公開講座としてパラリンピック・アスリートの成田 真由美氏(競泳日本代表)の講演を企画しました。
次に2025年の後期高齢者の増加に伴う諸問題の解決方法の一つとして、理学療法士が「生き生きと、活き活きと、粋々と」した地域づくり、介護予防事業に積極的に関与することを期待されています。2025年問題の解決に向け展開されている地域包括ケアシステムの確認と今後の展望について、参加者の皆さんと共に考える場にしたいと考えております。全国学会が専門分化する中、本学会がより多くの新人・中堅の理学療法士の学術発表の場となり、若い理学療法士が将来の夢を語り、それを実現するための情報を共有しあえるよう、活発に意見が交わされることを期待しております。
最後に、多くの知見を吸収された後は、世界の船乗りが認めるみなと横浜の夜景をクルーズ船で楽しむもよし、中華街や関内で世界の料理を堪能されるもよし、カップヌードルの歴史をたどるもよし、足を延ばして鎌倉の風情を味わうもよし、是非、横浜の2日間を満喫していただきたいと思います。本学会の企画・運営を担当している(公社)神奈川県理学療法士会運営スタッフ一同、理学療法士は無論、県民の皆さんのご参加を心よりお待ち申し上げております。(公社)神奈川県理学療法士会会員の知力と腕力を結集し、おもてなしの心で皆様にとって貴重な機会となることを期待しております。
2016年7月